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民間薬として親しまれてきた紅麻茶(こうまちゃ)

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代用薬としての紅麻茶(こうまちゃ)

 中国北部のお茶の木の少ない地域、たとえば河南省・山東省・河北省などでは数百年以来、紅麻の葉をお茶の葉の代わりとして利用する習慣があった
 西暦1400年頃の中国が明(みん)の時代の本草書『救荒本草』に書かれている、沢漆の項に「若葉を摘んで蒸したのち、天日で乾燥し、茶として飲むもよし」と記載されている。紅麻のお茶は、その味において本物のお茶とほとんど違いがないため、このような習慣が根付いたようだ。

紅麻(こうま)のお茶を薬として利用していた

 紅麻のお茶を飲み続けていた昔の中国の人たちは、日常生活の体験から、紅麻のお茶に鎮静作用強壮作用(身体またはその部位、器官を強化・活性化させる作用)などがあることを発見していた。
 例えば、暑い夏に激しい労働をする農民たちは、紅麻のお茶が身体の熱をとってくれたり、めまいを防いでくれたりすることを経験的に知っていた。
 このようなことから、紅麻のお茶は何百年にも渡って、熱さまし・のぼせ・めまいなどの民間薬として、多くの人たちに利用されてきた。

現在でも愛飲される紅麻茶(こうまちゃ)

 中国で何百年も前から愛飲されているが、現在も変わらず飲み続けられている。中国のある市の軽工業研究所の調査によると、1つの人民公社内で1週間に消費される紅麻茶は、500㎏以上にもなるという。このように、紅麻のお茶には、民間薬として親しまれてきた長い歴史があるのだ。

この記事の著者

higuchi

東洋医学が気になるアラサー女。自身の身体が強くないため、自己治癒力・自己免疫力を上げるために日々奮闘中。食事を中心に、自然そのままのものを取り入れたい、添加物はなるべく避けたい、そんなことをモットーに仕事と家事を両立している。
さらには民間のトレーナー資格も持っているため、時折トレーナーとしても活躍中。

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